映画館に行く前に大雨が降っててお尻までずぶ濡れになったこと、
靴に穴が開いてて足先まで濡れたこと、
寿司を食べたかったけど、皿の取り方が分からなかったこと、
バスがなかなか来なくてハラハラしたこと、
終点まで乗ってたらショッピングモールの大渋滞に巻き込まれるから1つ手前で降りたこと、
そこからそこそこの速さで街を走ったこと、
信号に1つもひっかからずに走り抜けられたこと、
連れの兄が追いついて来られるかハラハラしたこと、
珍しくコーラのLを注文したこと、
映画が始まる前のいろいろな事が思い出になる。
映画の始まる前の事を覚えている映画は間違いなく良い映画だ。
魔女の宅急便を見に行った日の空の青さをまだ覚えている。
良い思い出はそんなもんだ。
メインの映画は色褪せてゆくかもしれないけど、記憶の中の思い出は色褪せない。